
皆さんこんにちは!
少し昔の話をします。
これはまだ私が実家にいたころのお話です。
当時実家には1匹の猫がいました。
数々の伝説を残した猫であり、そして私にとって最も長い間一緒にいた猫です。
そして「猫って何でもできるんだ!スーパーなすごい奴なんだ」という非常に誤った認識を抱かせた猫です。

今回はそんなチー様のお話です。
The・猫の恩返し
実家のチー様は半家ネコ(家にもいるし、自分で玄関を開けて勝手に外にお出かけします)でした。
その日も早朝に玄関からご出勤したチー様はリビングの窓をカリカリして「はよ入れろ!」と催促しています。(玄関は出るときだけ使用して帰ってくるときはなぜか人がいる窓という…)
いやー、ラスボス感半端ないですね。そして相変わらずかわいいです。
そして、「もうー、仕方ないな。この私が入れてあげよう(家内のヒエラルキーにより私が毎度開けています)」と言いつつ、窓を開けてチー様をお迎えします。
「うむ、ご苦労!」というように私の足に体をこすりつけながら入ってくるチー様。(はい、役得です)
そして、閉めようと窓を再度見ると、「わー…、私は何も見てないよー休日の朝からあんなもの見てないよー」と引きつった顔をしながら、見てしまったものから目をそらしつつ窓を閉めました。
その時私が見たのはすずめです。おそらく一撃のもとに仕留められたであろう雀ちゃんです。

なぜここに仕留められた雀が横たわっているのか。
ちょうど朝食を準備していた母に聞きました。
「これ、何なん?」
「朝見たらあったのよ」
「…違うよね?(犯人の心当たりをチラッ)」
「んー…。」
次の日の朝
別の雀がまた、窓の前に置かれていた。
「何なん?」
「…かもしれん」
「なんて?」
「チーかもしれん」
「かもしれんって、どう見てもさ…」
「サクランボの木あるでしょ」
「うん、あるね。ちょうど今、サクランボが成っていて、かわいいスズメがタベニキテイルネ」
「見たのよ。チーが木にとまってる雀に襲い掛かっているところ。」
「鳥を?仕留めたの?地面から?拾ってきたとかじゃなく、そんな狩猟が家ネコにできる?あんなごろにゃんしてるチーが?」
私はまだ、チー様の本領を知らなかったのだ。いや信じたかった、かわいいは共存できることを。次の日までは。
次の日
麗らかな日のサクランボの木側で、それはひっそりと行われていた。
伝説の狩人、チー様が体勢を低くし音を立てずゆっくり近づいていた。
それは一瞬の出来事でした。
チー様は全身のバネを生かして見事な跳躍をし、一撃のもとにそれを仕留めた。
雀は羽ばたくことはもうなかった。
私はこれを見て勉強しました。
無意味な弱肉強食が世の中には存在すること。
自然は人間が思うより力強いこと。
猫って怖いんだなってこと。
この日以降、すずめがサクランボの木(チー様の跳躍が届く低いところ)にとまらないように対策をしました。
それでも別の何かが窓の外に置かれているときがありましたが。
落ちも、突っ込みもありませんが、今回のお話はここまで次回もチー様のお話です!



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