あなたの肌、ベタついてない?まずは「脂性肌」の特徴を再確認!
前回の肌診断で「脂性肌タイプ」と診断されたあなた。
日中、Tゾーン(おでこや鼻)がテカったり、顔全体がベタつきやすいと感じていませんか?
もしかしたら、ニキビや吹き出物ができやすかったり、毛穴の開きや黒ずみが気になっているかもしれません。これらはまさに脂性肌のサインです。
脂性肌は、皮脂腺の働きが活発で、皮脂の分泌量が過剰になっている状態です。皮脂は肌を保護する役割も果たしますが、過剰になると毛穴詰まりやニキビの原因になったり、メイク崩れを引き起こしたりします。
「私ってやっぱり脂性肌なんだ…」と納得しましたか?
大丈夫です!ここからは、そんな脂性肌さんのための正しいスキンケアとインナーケアの秘訣を徹底解説していきます。
脂性肌さんのための基礎化粧品選びのポイント
脂性肌のスキンケアで大切なのは、**「過剰な皮脂をコントロールしつつ、必要な潤いをしっかり与える」**ことです。皮脂を取りすぎると、かえって乾燥を招き、さらに皮脂分泌が活発になる「インナードライ」状態になることもあるので注意が必要です。
1. 洗顔料:余分な皮脂を優しくオフ
脂性肌さんにとって洗顔は重要ですが、洗いすぎは禁物です。肌に必要な潤いは残しつつ、余分な皮脂や汚れを洗い流しましょう。
- 選び方ポイント:
- 泡立ちが良く、きめ細やかな泡で優しく洗えるタイプ
- サリチル酸やグリチルリチン酸2Kなど、ニキビや肌荒れを防ぐ成分配合のもの
- 酵素洗顔を週1〜2回取り入れると、毛穴の詰まりや古い角質ケアに効果的です。
- 避けたいもの:
- 洗浄力が強すぎる固形石鹸や、ゴシゴシ擦るタイプのスクラブ洗顔料(肌への刺激が強すぎます)
2. 化粧水:肌に水分をしっかり補給し、油水分バランスを整える
皮脂が多いからといって化粧水を省略するのはNG。肌の水分不足は、かえって皮脂の過剰分泌を招きます。
- 選び方ポイント:
- 肌にすっとなじむさっぱりとしたテクスチャー
- ビタミンC誘導体(皮脂分泌抑制、毛穴引き締め効果)、グリシルグリシン(毛穴の開き改善)配合のもの
- ヒアルロン酸、コラーゲンなど、しっかり水分を補給できる保湿成分配合
- 避けたいもの:
- 油分が多く、とろみが強すぎるもの
- アルコールが高配合で、刺激が強いと感じるもの
3. 美容液:皮脂コントロールと毛穴ケアをプラス
化粧水で水分を補給したら、肌悩みに特化した美容液でさらにケアを強化しましょう。
- 選び方ポイント:
- ビタミンC誘導体:皮脂分泌の抑制、毛穴の引き締め、抗酸化作用に優れています。
- ナイアシンアミド:皮脂コントロール、バリア機能改善、ニキビ跡ケアなどマルチな効果が期待できます。
- サリチル酸、グリチルリチン酸2K:ニキビや肌荒れが気になる場合に。
- 避けたいもの:
- 高濃度の油分を含むもの
4. 乳液・クリーム:軽めのテクスチャーで潤いを閉じ込める
「ベタつくから乳液やクリームは使わない」という脂性肌さんもいますが、これは間違いです!化粧水で与えた水分を肌に閉じ込めるために、必ずフタをしましょう。
- 選び方ポイント:
- ジェルタイプや乳液タイプなど、軽くてベタつきにくいテクスチャー
- ノンコメドジェニックテスト済み(ニキビができにくい処方)のもの
- ヒアルロン酸やセラミドなど、水分を保持する成分がバランス良く配合されているもの
- 避けたいもの:
- こっくりとした油分が多いクリーム(毛穴を詰まらせる原因になることも)
脂性肌さんにおすすめの基礎化粧品3選
実際にどんな製品を選べばいいか迷いますよね。ここでは、脂性肌さんにおすすめのアイテムをいくつかご紹介します。
- オルビス クリアフル ローション・モイスチャー(オルビス)
- 特徴: ニキビ・肌荒れを防ぐ有効成分配合。和漢植物由来の保湿成分が潤いを届け、バリア機能を整えます。ノンコメドジェニックテスト済み。
- おすすめポイント: さっぱりとした使用感で、皮脂は気になるけど乾燥もしたくない脂性肌さんにぴったり。ニキビケアと保湿を両立したい方におすすめです。
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- メラノCC 薬用しみ対策 美白化粧水・乳液(ロート製薬)
- 特徴: 活性型ビタミンC配合で、皮脂分泌を抑えながらシミ対策もできる薬用化粧水。乳液も軽やかな使用感。
- おすすめポイント: コスパが良く、ビタミンCの力で皮脂コントロールと毛穴ケア、さらには美白まで期待できるのが魅力。テカリが気になる方に特におすすめです。
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- dプログラム アクネケア ローション MB・エマルジョン MB(資生堂)
- 特徴: 敏感肌向けに作られた低刺激設計ながら、ニキビや肌荒れを防ぐ効果が高い薬用ライン。肌のバリア機能をサポートし、健やかな肌へ導きます。
- おすすめポイント: 敏感肌だけどニキビやテカリに悩んでいる方に最適。肌への優しさを保ちつつ、しっかりとしたケアができます。
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(※上記はあくまで一例です。肌には個人差がありますので、パッチテストなどをしてご自身の肌に合うか確認してください。)
脂性肌さんのための正しいスキンケアステップ
どんなに良い化粧品を使っても、使い方が間違っていては効果も半減してしまいます。正しいステップで、肌に優しく潤いを届けましょう。
【朝のスキンケア】
- 洗顔: ぬるま湯で優しく洗顔料を泡立て、Tゾーンを中心に丁寧に洗い、しっかり洗い流します。寝ている間の余分な皮脂をオフしましょう。
- 化粧水: 手のひらに適量を取り、顔全体に優しくなじませます。特にテカリやすい部分には、重ね付けしてしっかり水分を補給しましょう。
- 乳液・ジェル: 化粧水で与えた水分が逃げないように、軽めの乳液やジェルでフタをします。ベタつきが気になる場合でも、少量で良いので必ず使用しましょう。
- 日焼け止め: 紫外線は皮脂分泌を促すこともあるため、ノンコメドジェニック処方の日焼け止めを必ず塗布します。
【夜のスキンケア】
- クレンジング: メイクをしている場合は、肌に負担の少ないジェルやリキッドタイプのクレンジングで優しくメイクを落とします。ゴシゴシ擦らないように注意。
- 洗顔: 朝と同様、きめ細やかな泡で丁寧に洗い、毛穴の奥の汚れまでしっかり洗い流しましょう。週に1〜2回は酵素洗顔を取り入れると、毛穴詰まりの予防になります。
- 化粧水〜乳液・ジェル: 朝と同じステップで、たっぷりと保湿ケアを行います。夜は肌の再生時間なので、肌のバランスを整える意識で丁寧にケアしましょう。
- スペシャルケア(週1〜2回): クレイパックで毛穴の汚れを吸着したり、ビタミンC誘導体配合のシートマスクで集中ケアするのもおすすめです。
内側からも整える!脂性肌さんのためのインナーケア(食品)
外側からのケアだけでなく、食事によって内側から肌を育むことも大切です。
- ビタミンB群: 皮脂の分泌をコントロールし、肌の代謝を助けます。
- 豊富に含まれる食品: 豚肉、レバー、うなぎ、納豆、卵、玄米、牛乳
- ビタミンC: 抗酸化作用があり、皮脂の酸化を防ぎ、コラーゲン生成を助けます。
- 豊富に含まれる食品: パプリカ、ブロッコリー、イチゴ、キウイ、柑橘類
- 食物繊維: 腸内環境を整えることで、肌のコンディションにも良い影響を与えます。
- 豊富に含まれる食品: 野菜、海藻、きのこ、豆類、玄米
- 亜鉛: 肌のターンオーバーを正常化し、ニキビの炎症を抑える働きも期待できます。
- 豊富に含まれる食品: 牡蠣、牛肉、豚肉、チーズ、ナッツ類
脂性肌さんのNG習慣
知らず知らずのうちに肌を悪化させてしまっているNG習慣にも注意しましょう。
- 過剰な洗顔やゴシゴシ洗い: 肌に必要な潤いまで奪い、乾燥を招き、かえって皮脂分泌が活発になります。
- 保湿ケアの省略: 皮脂が多いからといって保湿をしないと、肌が乾燥から守ろうとしてさらに皮脂を出してしまいます。
- 油分や糖分の多い食事の偏り: 皮脂分泌を過剰に促す可能性があります。
- 睡眠不足やストレス: ホルモンバランスが乱れ、皮脂分泌に影響を与えることがあります。
- ニキビを潰す: 炎症が悪化し、ニキビ跡になるリスクが高まります。
まとめ:脂性肌を卒業してサラサラ美肌へ!
脂性肌は、正しいスキンケアと食生活、生活習慣の見直しで必ず改善できます。今回ご紹介したポイントを参考に、あなたの肌に合ったスキンケアアイテムを見つけて、内側からも外側からもバランスを整えてあげてください。
継続することで、きっとテカリやベタつきが気にならない、サラサラとした健やかな肌へと変わっていくはずです。
「脂性肌」さんは、まず今日から「丁寧な洗顔」と「ビタミンB群を意識した食事」を意識してみてくださいね!
診断結果は「目安」として、専門家の意見も参考に
今回の診断プログラムや記事は、あなたの肌状態を理解し、適切なケアを始めるための一歩として大変有効です。しかし、肌は非常にデリケートで、季節、体調、ストレス、生活習慣によって常に変化しています。
もしかしたら、診断結果と「実際の肌の状態」にギャップを感じることもあるかもしれません。
例えば、
- 「乾燥肌だと思っていたけれど、実はインナードライで皮脂分泌も多い混合肌だった」
- 「敏感肌だと思っていたけれど、実は別の原因で炎症を起こしていた」 といったケースも少なくありません。
また、いくら推奨されたケアを試しても、なかなか改善が見られない場合もあるでしょう。
そんな時は、一人で悩まずに、以下の点を考慮してみてください。
- 診断結果はあくまで目安です:
- この簡易診断は、いくつかの質問から大まかな肌タイプを把握するためのものです。詳細な肌状態や、より複雑な肌トラブルについては、この診断だけでは判断しきれない場合があります。
- 肌状態は変化します:
- 季節の変わり目、ホルモンバランス、生活習慣の変化によって肌の状態は日々移り変わります。一時的に診断結果と異なる肌悩みが現れることもありますので、その際はその時の肌状態に合わせたケアを優先しましょう。
- 自己判断が難しいと感じたら:
- もし、今回の診断結果に基づくケアを試しても肌荒れが続く、特定の症状(ひどい赤み、かゆみ、痛みなど)が気になる、または自分の肌タイプが本当に合っているのか不安に感じた場合は、躊躇せずに皮膚科医や肌の専門家に相談してください。
- 専門家は、より詳細な肌診断機器を使用したり、問診を通じてあなたの生活習慣全体を把握したりすることで、的確なアドバイスや治療法を提案してくれます。
- 特に、アトピー性皮膚炎や酒さなどの皮膚疾患は、自己判断でのケアでは改善しないどころか、悪化させてしまう可能性もあります。
あなたの肌は、あなた自身が一番長く付き合っていく大切なものです。肌と向き合い、時には専門家の力を借りながら、健康で美しい肌を育んでいきましょう。
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